【地域包括支援センター】は、自治体などが設置する、高齢者の暮らしについての困りごとに対する総合的な、よろず相談窓口です。
母は年々体の自由が利かなくなってきています。
60歳くらいで自転車に乗れなくなりました。
数年前から杖をついて歩くようになった時に、初めて「介護」を意識しました。
今では、散歩や買い物にも出歩けなくなってしまいました。
私の子ども達は日々成長していますが、母は日々老いていきます。
そんな母親を疎ましく思うこともあった自分ですが、
たまたま、地域包括支援センターに出会うことができて、
ケンカしながらもなんとか母子ともにやってこれています。
今日は、私の経験を交えて、地域包括支援センターについてお話しします。
※地域包括支援センターは、高齢者の暮らしを地域でサポートするための拠点とし
て、自治体などにより設置されている機関のことです。相談は無料です。
親不孝な息子だった私からのアドバイスです。親の介護と向き合わなければならなくなったなら、【地域包括支援センター】の助けを借りましょう!
私は15年ほど前に母親を引き取って、東浦町に2世帯住宅を建てました。
私は東海市で生まれ育ったので、東浦町にはあまり縁もなく、母親にとっては、
見知らぬ土地で知り合いもなく、私に頼るしかないのは分かっていても、顔を合わせ
れば暗い話ばかりで、付き合っていると自分の気持ちも沈んでしまうので、
正直なところ、普段はなるべく顔を合わさないようにしていました。
生活上での些細なことで、仕事中に度々電話がかかってくることも多く、電話が鳴る
たびに憂鬱になっていました。
そんなある日、私に知らない番号から電話がかかってきました。
介護関係の方でした。母親がイオンモール東浦の2階にある東浦町行政サービスコー
ナーに自ら相談に行ったようでした。母親にかかわらないようにしばらく遠ざけてい
た私は、どこかに後ろめたさもあり、母親の面倒を見ていないと非難されるようで、
気分が悪かったことを憶えています。
しかし、それをきっかけとして、地域包括支援センターの方にお世話になることがで
きて、今では居宅サービスとして、週に2回デイサービスを利用させてもらっています。
その間には、背骨の圧迫骨折をしてしまい、床から起き上がれずに一晩中汚物に
まみれていた母親を病院に運んだこともありました。
その時には、これからの一生を母親の介護に捧げなければいけないのかと真っ暗な
気持ちになりましたが、地域包括支援センターや長寿医療研究センター、居宅介護
支援事業所の方々に助けてもらいながら、何とか生活できているので感謝しています。
老いていく親の面倒をみなければいけないのは分かっていても、何をすればいいの
か分からずに、まだ先の事と目を背けていた、私のような人はたくさんいるのではな
いでしょうか?
親の介護の事で心配になったのなら、先ずは、お住いの市区町村の担当窓口や
地域包括支援センターに連絡してください。親切に相談に乗ってくれますよ。
※2019年1月12日の記事に加筆して再投稿しています。
私の母親(富子)は、親孝行できないまま、2019年6月に永眠いたしました。
【知多北部3市1町の地域包括支援センター】
大府市:大府市高齢者相談支援センター(大府包括支援センター)
東海市:東海市高齢者相談支援センター(東海包括支援センター)
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