東海市名和町　和食あらや　久しぶりに行ってきました。

ガソリンの値上げが留まることを知りません。

同様に、小麦粉、食用油、肉類などの食用原材料の値上げも容赦のないもので、給料の値上げが２０年来据え置かれている日本国民一般家庭への影響は身につまされるものでありますが、それらの値上げによる飲食店への影響は、一般消費者には計り知れないものがあります。

原材料費の高騰分をそのまま商品の販売代価に転嫁できるほど、日本国民の懐は潤ってはいません。

日本のどこにお金は滞留しているのでしょうか？誰か、お金を循環させてくれませんか？

大府市の不動産会社「ロコスト不動産」が食べ歩くシリーズの６９回目は・・・

東海市名和町　和食あらやです。→　食べログ

東海市名和町は私が小学校から高校まで過ごした街です。

昨年亡くなった映画監督の大林宜彦に置き換えたなら尾道にあたります。

そんな地（どんな地？）で小中学校の同級生が飲食店を経営していながら、食べ歩くシリーズの６８回を過ぎる今まで紹介していなかった自分を恥じ入るばかりです。本当にうっかりさんでした。

東海市名和町の和食あらやは、私の同級生である現店主のご両親が、仕出し屋さんから発展して築き上げたお店で、店舗を構えてから３０年ほど経っています。

私が結婚する際に、両家の顔合わせの食事会に利用させてもらった、思い出のお店でもあります。

数年ぶりの訪問ということもあって、後ろめたさと気恥ずかしさから、厨房の店主に気づかれることなくこっそりと取材を済ますつもりが、入店すぐに店主と鉢合わせとなり、すぐに気付かれてしまいました。

店主のさちお君とは、名和中学校の剣道部が一緒で、ほぼ毎日一緒に帰っていた間柄です。毎日どんな会話をしていたのでしょうか？まったく思い出せません。裏を返せば、辛いこともなく、日々を楽しく過ごしていたのでしょう。

卒業後は長年疎遠となっていて、私もあちらこちらと寄り道をして、彼もたくさんの経験の後に実家を継いだ今、そのお店でおいしく食事を頂くことができる。幸せなことです。

自らの感傷はこのくらいにして、和食あらやのご紹介ですが、３０年ほども営業されていて、地元の人で利用したことのない人は少ないと思いますが、不幸にも未だ利用したことのない方にお知らせするとすれば、ここの売りは、魚メニュ―にあります。

そんなこと言っていながら、お前はてんぷら定食を食べているじゃないか！との批判を受けるかもしれませんが、ランチでお刺身定食を注文するほど、私は人間が出来上がっていません！

夜のおじさんならばいざ知らず、昼時のおじさんの身体は油分を欲しています。

己の身体の欲する声に従い注文したてんぷら定食は、選べるランチメニューの一つです。メニューは全部で１１種類もありました。悩ませすぎです！

食用油の高騰、食材の値上げを多くの飲食店から聞くに及んで、同級生のお店がこれだけのボリュームの食事を８８０円で提供していることに頭が下がるとともに、心配にもなりました。さちお君！世間並みに値上げした方がいいですよ！

緑陽小学校、名和中学校の卒業生の皆様！あなた方の地元に、和食料理を良心的な料金でおいしく提供してくれる料理屋さんが頑張っていますよ！

地元に長く根付いて、街の風景となった個人飲食店は、あなたの記憶の原風景となっているはずです。あなた方の街の風景は、あなた方が守っていかなければいずれ無くなってしまいます。地元に何の縁もないナショナルチェンーン店にお金を支払うくらいなら、あなたの街の風景であり続け、思い出の場であり続ける地元の個人店を大切にしてあげてください。

和食あらや

所在地：東海市名和町石田５８－１

営業時間　１１：３０～１４：００

　　　　　１７：００～２１：００

定休日　　水曜日

駐車場　　店舗前にあり